高速輸送艦

 政府が米軍の変革・再編(トランスフォーメーション)をめぐり、高速輸送艦を導入する方針を米側に伝えていることが二十二日、分かった。米軍が地球規模で進める「シー・ベーシング(海上基地)」構想の日本版。中国による東シナ海の離島侵攻などに対応する戦闘部隊や物資集積の海上基地となり、インド洋大津波のような大規模災害でも機動的に展開できるようになる。
 日米両政府は二十九日にも日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、米軍再編の中間報告を策定。有事や国際平和協力活動で自衛隊と米軍の輸送協力を拡大する方針を明記するが、高速輸送艦の導入はその具体策と位置づけられる。
 日本が導入する高速輸送艦は、海上自衛隊保有する最大艦艇の補給艦「ましゅう型」(一三、五〇〇トン)を上回る大型艦を想定。甲板ではヘリコプターのほか、偵察機などの航空機の離着陸も可能にするが、攻撃型の空母とは運用も装備も異なっている。

 政府は早ければ、平成十九年度予算にも研究費を盛り込み、二十年度から建造などに着手したい意向だが、コスト面で新規購入は困難との見方もある。このため、来月に東京−小笠原・父島間で就航を予定しながら、東京都が導入を事実上断念した超高速船「テクノスーパーライナー」(TSL、一四、五〇〇トン)を改造、転用する案も浮上している。
 高速輸送艦を導入する最大の理由は、日本有事や周辺事態の際、自衛隊の部隊や装備を現地に緊急展開させる能力を向上させるためだ。特に昨年十一月の中国原子力潜水艦による先島諸島の領海侵犯など、中国が東シナ海の離島に侵攻する脅威は高まっており、米軍再編でも離島防衛における日米の共同対処は主要なテーマとなった。
 だが、先島諸島には陸上自衛隊が駐屯しておらず、弾薬や燃料なども常備されていない。有事に備え、これらを備蓄しておく「事前集積拠点」の確保も課題とされてきたが、高速輸送艦の導入で集積拠点の機能を代替でき、米軍への後方支援も可能になる。
 昨年十二月のインド洋大津波と今月のパキスタン地震では航続距離の長い輸送機を保有していないため自衛隊派遣が遅れたが、高速輸送艦はこうした欠陥もカバーする。

http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20051023/m20051023000.html
http://blog.livedoor.jp/newsscrap/archives/50163314.html


高速輸送艦という名を借りた、航空母艦導入か?と言う話題になっているようですが・・・・・・・どうなんでしょうね?艦船には疎いのですが、空母も言ってしまえば輸送艦なんですけど空母と輸送艦の違いってなんなんだろう?
単純に考えれば、梱包した状態というか、即応体制を取れない状態で、航空機などを運搬するのが輸送艦。即応体制の取れる航空機を輸送して、尚かつ発艦能力を有するのが航空母艦と言えそうだけど・・・・航空機も含めた攻撃力を考えないといけないのかもしれないな〜〜〜後管制能力も関係してくるのだろうか・・・???


う〜〜〜ん、分らない・・・・


攻撃力という点だけで考えると、ヘリ母艦という物もあるし、垂直離着陸機を採用している国ではヘリ空母航空母艦と言えるのかもしれないしな〜〜〜。
ゲームみたいに攻撃力が数値化されれば判断もしやすいのだけど・・・そう単純な話でもないしな・・・まあ、名称なんて物は便宜上の物で、戦車と装甲車の違いで私が結論付けたように、どう見ても航空母艦という船も、採用した国が「大型輸送艦」だと言い切ればそれは大型輸送艦なんだけどね・・・・
一応自衛隊では航空母艦とは明らかに違う物として採用するみたいだけど、航空母艦から何をさっ引いているから違うというのだろう・・・自衛隊の言う航空母艦を名乗る最低条件とする物があるならそれが何か知りたい・・・・。


賛成反対という話じゃなく、単純に好奇心として知りたい物です。