注意という行為

ー状況説明ー

「男A」がタバコを吸っています。
そこにもう「男B」が登場。

男B:「ちょっとスイマセン」
男A:「はい?」
男B:「あなた携帯灰皿を持ってます?」
男A:「はい?」(良く聞こえなかった)
男B:「携帯灰皿持っています?」
男A:「いえ、持っていませんが、吸い終わったら靴の裏で消して、タバコの箱に吸い殻を入れていますけど?」
男B:「あっそう」

上記の2人の会話、皆さんはどう思いますか?
喫煙者のマナーを向上や、嫌煙運動も盛り上がっている昨今、特に珍しくもないやりとりでしょう。
街の美観や、住環境の向上という見地からも、男Bの発言は大変素晴らしい物とも言えます。


しかし



男Bの台詞のあとに全て(怒り)が付いたらどうでしょうか?
この男Aは、言うまでもなく私のことです。
私は先日背景素材集の資料撮影のために、写真を撮っていたのですが、その時タバコを吸っていたら掛けられた声が男Bの発言です。
外見は30歳前後の男性でしたが・・・

私が最初に感じた感想は「はあ?」って言う感じでした。
「この人は何を怒ってるの?」って言う感じでしょうか?正直、何か怒られるような事をしたかな?と言う焦りで、自分が置かれている状況を再確認していたのと、風が強かったので最初の質問が良く聞き取れなかったので「はい?」と聞き返したのですが、それが余計に怒りを煽ったのか、更にキツイ口調で「携帯灰皿持ってます?」と聞いてきました。

私は普段から携帯灰皿を持ち歩くようにしていますが、忘れてしまった時は箱の中に吸い殻を入れるようにしています。 ですから、その時に携帯灰皿は持っていませんでしたから、上記のように応えました。
そしたら、その答えが上記の「あっそう」です。

仮に怒りを込めた、敵愾心丸出しの言い方じゃなかったとしても、最後のシメが「あっそう」の一言というのはどう思います?

面識がある間でも、こんな締めくくりをしていたら、喧嘩にならないまでも「愛想の悪い奴」と思われても仕方がない対応じゃないでしょうか?
それが面識も無い赤の他人に対してこんな締めくくりをしていていたら喧嘩になっても不思議は無いと思うのですけどね・・・・。

先にも書いたように、最近は社会全体のマナーが低下していますから、マナーが悪い人にないする注意をすることは大切なことです。
特に、住環境や街の美感を向上させる為の行いは、マナー自体の底上げにも繋がる素晴らしいことです。 <それは認めます。





しかし、この場合マナーが悪いのはどっち?

嫌煙家の人が喫煙家の人を好きになる必要はないとは思います。
しかし、何も憎む必要は無いと思うのですけどね(苦笑)
仮に憎んでいたとしても、あかの他人に注意(今回の場合注意でもないですが)する時は、そう言う感情を最初から出していては本末転倒だと思いますよ。

「ああ、そうですか、失礼しました」とか「ああそうですか、どうも・・」ぐらいの締めくくりなら、円滑なコミュニケーションにもなるのでしょうに・・・・
「あっそう」では喧嘩になっても不思議はないですし、こんな会話で「住みよい街作り」に繋がるわけもないと思うんですけどね(苦笑)

それが「ちぇっ!!怒り損ねちまったよ!!」って言う感情を剥き出しで「あっそう」だもんな・・・いい年した大人が(笑
単に自分の気にくわない相手に、社会正義の名の元イチャモンを付けるだけの行為は、そこら辺のマナーの悪い困った人と何ら変わらないと思うんですよね・・・・

相手が明らかに違法行為をしているというなら問題無いかもしれませんけどね・・・・・・・・。


皆さんはどう思います?