日教組って・・・・・・・

ktanku2005-10-10

http://www.jtu-net.or.jp/colume/pic_news/index.html

昔から戦争を目の敵にしている日教組。まあ、その基本スタンスは間違っていない事だと思う。
「教え子を戦争に行かせるな!」という合い言葉も、第二次世界大戦での悲劇を繰り返させない為の物だろうし、気持ちは良く分る。


でもさ・・・・・・


そもそも教師って存在は政治的な考えを持ち込んでも良いのかな?
マスコミと同じで右も左もなく、平等にどちらの考えも教えるのが本筋のような気がするんだけど・・・。
色々な角度からの物の見方という物を教えて、最終的に生徒の自主的な判断に任せるしかないように思うのだけど・・・・まあ、理想論は理想論として・・
社会的に見て平均的な見地で常識に乗っ取り善悪も教えなきゃ行けない以上、何かしらの考えに統一しなければいけないのも確かな訳で、ある程度思想的に偏るのは仕方がないにしても・・・「自衛隊=軍隊=徴兵制=戦争=悪」って言う図式は、あまりにも安易じゃないか?世界中で戦争は現在も継続中だが、戦争している国としていない国どちらが多いのかな?
軍隊が存在する限り、軍事政権の危険性はあるかも知れないけど、無くせばその可能性って本当になくなる物なんだろうか?軍隊を放棄すれば本当に日本はどこからも攻め込まれないんだろうか?軍隊を保持していても軍事政権じゃない国は幾らでもある。それらの国では政府と国民が軍事力をコントロールしている。
日本には出来ない事なんだろうか?


日教組が教えるべき事はこういう事なんじゃないのかな?


軍事力をコントロールする為の政権作り。
暴走させない為の組織形態。
安易に憎しみなどの感情論に流されるのではなく、冷静に対処する事の大切さ。
国が暴走した時には、どうすればいいのか?
こういう事をまるで教えようともせずに、安易に自衛隊反対の教育をするのが正しい教育の姿だと言えるのだろうか?


臭い物には蓋をする。


戦後、日本人の多くがこの方法で、自衛隊という不完全な軍事組織を見て見ぬ振りをしてきた。
しかし、北朝鮮による日本人拉致、不審船撃沈、ミサイル実験、核の脅威、これらの出来事で憲法改正もやむなしと言う風潮が出てきている今こそ、教育者は中途半端なイデオロギーに捕らわれて、感情論だけの脊髄反射的な自衛隊反対を唱えるのではなく、現実的な話を子供達に伝える義務があると思う。
上からの圧力か何か知らないが、近代史を学期の最後の触れるだけでなく、正確に過去の日本が何をしたかを教え、同じ悲劇、過ちを繰り返さない為にはどうしたらいいのか?
今度そういう悲劇に巻き込まれそうになったら、巻き込まれてしまった時には一国民として何をしたらいいのか?それを教えるべきだろう。


何も愛国教育をしろなんて言わない。右翼思想を広めろとも言わない。


矛盾が有ろうと、夢を奪うような事になろうと、現実を正確に教える事こそ、本当に反戦教育に繋がるはずだろう。
臭い物に蓋をすれば、その時はその臭さを忘れる事も出来る。
しかし、その臭い物は消えて無くなる事はない。むしろ腐敗が進み、臭さは増すばかりだ・・・・・・そして何かの拍子にその蓋が外れたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
現在の国際情勢、日本を取り巻く諸外国との関係を見ても、自衛隊を放棄する事は不可能だ。そして自衛隊自衛隊のままにしておくのは、先にも書いたが非常に多くの危険を孕んでいる。そうした事に目を瞑り、理想論だけを唱える事が教育なのだとしたら、そんな教育など百害有って一理もない。子供達が、永遠に子供ならばそうした教育方針も良いかもしれないが、子供達はイヤでも成長する。
成長すれば辛い現実も沢山ある実社会に出て行かなくてはならない。
その時本当に必要なのは理想論だけか?そこをもう一度考え直す必要があるんじゃないのか?

子供達は、将来国を背負って行かなければならない重要な存在だ。
だからこそ、そんな子供達の人格形成に大きな責任がある教育者は聖職者とも呼ばれるのだ。その聖職者が夢や幻ばかりの耳障りの良い事だけを子供に教え、都合の悪い事を隠したり、その存在を否定するだけでは日本の未来は暗い物だとしか言い様がないぞ!!