アメリカ牛肉、輸入再開しますが・・・・

最近、今年度中にもアメリカ牛肉の輸入が再開されるとして騒いでいますが、問題の根っこは勿論皆さんご存じの狂牛病


確かに怖いですよね〜・・・・・


でも、思うのですが・・・・・輸入が再開されても買わなきゃ良いだけの話なんじゃないの?特にオージービーフなら安全なんだし・・・
レストランや、定食屋さんでは何処の牛肉か分りませんが、お店の店員に聞けば教えてくれます。(教えなきゃいけに義務がありますから)まあ、嘘を付かれたらそれまでですが・・・・
「そんな事なかなか聞けない」という人は食べなきゃ良いでしょう。お店は幾らでもあるし牛肉を使わないメニューもあります。
お店で買う時には何処の牛肉か、表示するのが義務になってますからそれを見ればいい話です。
まあ、これも嘘表記されれば同じ事ですけどね・・・。しかし国産の割には以上に安いとか怪しいなら買わないようにすればいいし、信用出来る店を探すとかすれば、かなりの確立で食生活からアメリカ産牛肉を排除出来ます。(スナック菓子なども、牛肉エキスが入っているので注意!)

しかしね・・・・・アメリカ産・中国産の小麦、大豆、トウモロコシの方が遙かに危険度は高いはずなんですが、皆さんあんまり騒ぎませんね・・・・・
アメリカなど国内では発癌性が高く、毒物としても危険が大きいとして厳重に使用が禁止されている農薬を、輸出作物には平気で使い続けています。しかも、収穫後に掛けているので、その残留率は、畑で掛けるよりも遙かに高くなってしまいます。
確かに狂牛病も、発病すれば致死率の高い難病なんですけど、それと同じかそれ以上に身近な難病「ガン」の元になったり、子供の奇形率が跳ね上がるポスト・ハーベスト農薬が掛かっている輸入作物は禁止される事は有りません。そしてみんなも余り騒ぎません。


ということで・・・・昨日も今日も、そして明日も店頭で売られています。


これらの穀物は牛肉よりも遙かに多くの場面で口にする物のはずなんですけどね・・・。避けようとしても加工されて入り込んでいるので判別も容易ではありませんし・・・・牛肉を食べる日はなくても、みそ、醤油を口にしない日は少ないでしょう。日本食の根幹を成すこれらの調味料、ラーメン、うどん、そば、カレーにも輸入小麦粉は使われています。
最近は(遺伝子組み換えではない)という表記は原材料でよく見るようになりましたが、何処の国の穀物かを表記しているのは極一部です。しかも加工された商品として、店頭やお店で出されているので、お店の人に聞いてもよく分らないのが現状です。方法は只一つ。メーカーに直接電話で聞くしか有りません。

しかし此処でもう一つ大きな問題があります。
最近は、みそや醤油も国産大豆を使う所が増えてきました・・・・しかし、黒豚騒ぎでも取り上げられましたが、流通過程で輸入物が混入されている可能性があります。
国産大豆も日本国内で生産される生産量を全て使ったとしても生産出来ない量の醤油とみそが売られ続けているからです。
流通の、どの段階で国産大豆に輸入品が混入されているのかが分らない状態で、何故か国も積極的に調査をしていません。まあ、肉は、その物の固まりが流通される訳ですから、どの段階で輸入肉が入ったか、小売店から辿っていけば割と簡単に判明しますが、穀物の場合固まりではないのでブレンド米のように国産穀物に混入されてしまうと調査が遙かに困難なのもあるんですけどね・・・・

それに、ポストハーベスト程の危険はないにしても国産穀物にも、農薬は使用されています。
しかも野菜などと違って、これらの穀物は加工段階で洗浄する事が困難なので、収穫後の状態のまま加工されてしまいます。

最近は有機栽培も流行ってはいますが、その有機肥料抗生物質を使用しまくった家畜の糞を使用していてはまるで意味がありません。形だけ有機栽培にして、その有機肥料にはまるで無頓着な農家もまだまだ多いのが実状です。


後、硝酸態窒素の問題もあります。


簡単に書くと、野菜の肥料の話なんですが、野菜の実を大きく綺麗に仕上げたり、季節を少し反らして収穫(旬を外れた方が高く売れるので)使用とすると、どうしても窒素系の肥料を多めに与える事になります。植物はこの硝酸態窒素を使ってタンパク質を作り出しますから、植物には欠かせない物質なんですよ。
しかしこの硝酸態窒素は、そのままでも人間には毒薬となるのですが、人間の体の中で、タンパク質、アミノ酸と結合すると「ニトロソミアン」と言う強力な発癌性物質になってしまいます。
WHOが定めた基準では体重1㎏につき3.5ミリグラムとされています。
しかし、現在日本の野菜の中で発見された最高数値は100㌘中に550㎎で、こんな値の白菜を食べたとしたら、体重50キロの人でも32㌘で危険値になりますから、葉を一枚食べればアウトになります。


しかも、現在に至るもこの硝酸態窒素に対する規制や、調査体制はまるで行われていません。


まあ、硝酸態窒素の問題は、葉野菜だけで実の野菜は実の成長段階で殆ど使い切るので大きな問題にはなりませんが、葉野菜に関しては調査キットが無い限り、素人が調べる事は不可能です。
アメリカに全頭検査を迫る暇があるなら、葉野菜の全品検査をした方が良いのでは?と思うのですけどね・・・・。

狂牛病は確かに怖いですが、それよりも遙かに危険度が高い商品を、平気な顔をして消費しながら、それらを放置して狂牛病を騒いでいるのはどんな物なのでしょうね?
何か、騒ぐべきポイントを間違っているように感じるのは私だけかな?