うがー!

とりあえず駄目になってるグラフィックボード繋ぎとしておこさまにボードを借りる事になりました。

新しいのを買うのは今月下旬の方が良いそうで、その原因は生産している国が旧正月を迎えるからという事。面白い物ですよ・・・。
しかし年賀イラストを早く仕上げなくちゃいけないので、明日にでもおこさまの所に繋ぎのボードを取りに行かないと!!もう、既に年賀イラストというのも何ですが・・・・・。

今日は、面白い事が別にもあったのだけど、それはまた後で書こうと思います。

注意するという事

面白かった事なんだけど、何があったかと言いますとね。
私は前々から、最近の日本人は「他人に注意する」という行動が下手になったな〜・・・・と思っていた訳なんだけど、その典型とも言える事態に遭遇した訳ですよ。
他人に注意する。これはちょっと勇気が要る行動ですが、実はとても大切な事で、相手がどんな人であろうとも問題のある行動をしている時には注意を与えるべきなんです。
それは何故か?そもそも注意を与えるという言葉にその全ての理由が込められています。注意=説教と勘違いしている人が多いですがこの2つは大きく違うんですよ。
「注」と言う文字の意味するところは何かを注ぎ込む。「意」は勿論意識の意です。すなわち意識を注ぐという事です。それを他者に促す行為こそが注意を与えるという言葉の意味するところです。
それに対して、説教とは説を相手に教えるという事。
つまり注意とは既にその「常識」なり「倫理」を予め知っている相手に対してのみ行なう行為という事です。人間、日常生活の中でついうっかりする事や、誰にも注意をされないと気が緩んで「これぐらいの行動なら問題ないだろう」と勝手に判断してしまい他人の不快な行動や、迷惑な行動をしてしまう事があります。
これは例外などと言う事はなく、私を含めて誰もが起こす可能性がある事です。
そうした時に、偶々そばにいた他者がその人がそのままその行動を続けると必要のないトラブルに巻き込まれる可能性がある事を危惧して「親切心」から行なう行動な訳です。
と言う事は、頭から怒鳴りつけるような行動を取る必要など無く、優しく穏やかに行なう事こそが注意すると言う行動の本道である訳です。
「もしもし、その行動は辞めた方が良いですよ」この程度で問題ない訳です。

しかし世の中、注意するだけでは真意を理解しない人は確かにいます。
それが意図的に理解しないようにしているのか、そもそもその倫理を知らない人という事です。表面的な倫理(そのルール)を知っていたとしても倫理の裏側にある倫理の真の意味、もしくはその倫理が生まれた訳を理解していないと言う事も考えられます。
そうした時に、初めて説教という行動が出てくる訳です。

そしてその次に出てくるのが実力行使!と言う事になるのでしょうね。
私は前々からこの事が分っていない人が、意外に多いのだろうと思っていた訳ですが、買い物に出かけた時にスーパーの前にある駐車場でバイクに跨ったままタバコを吸っている人が居たんですよ。
その人はエンジンを掛けて、出発しようという感じでした。買い物が終わって一服し、さて帰ろうという所だったのでしょう。
そこに現れたのが「おばさん二人組」遠目からタバコを吸いながらバイクに跨っている男を胡散臭そうに見ていたので、真っ直ぐにその男に向かって歩き出した時には何か言うつもりだなと思いましたが、その直後これは揉めるぞ!!と私には分りました。
何故かというと、そのおばさん2人は気が付いていなかったようですが、そのバイクにはバイク用の灰皿がちゃんと付いたのに私は気が付いていたからです。
おばさん達は、前々からその男がタバコを吸っていた近辺に捨てられていた大量の吸い殻を快く思っていなかったのでしょう。そしてその事を注意するのだろうなと思ったのですが、正しくその通りの行動でした。

「ちょっと貴方!その吸い殻をどうするつもりなの?」といきなり男に突っかかった訳です。
男の方は「ハア?」って感じでした。当然ですよね・・・周囲に煙たがる人も居ないようにちゃんと配慮して吸っていた訳だし、吸い殻もちゃんと灰皿に捨てるつもりだった訳ですから。
そこにいきなりこんな事を言われても頭の中が真っ白になるしかないでしょう。しかしおばさん達の注意は更に的外れな方に進んでいきます。
「貴方のようにここでタバコを吸った人が吸い殻をここに捨てていくのよ」「こんなに空気が乾燥しているのに!」「火事になったらどう責任を取るの??」「無責任だとは思わない?」
正しく、何で?って言う理論展開ですよ。その吸い殻はこの人が捨てた訳でもないし、貴方のような人がと言われても責任など取りようもないのは当然です。

その男の人は足下の吸い殻を見て、納得がいったようで「俺は吸い殻はここに捨ててるけど」と言ってハンドルに付いたバイク用の灰皿を開けて見せました。
その瞬間のおばさん達の顔には明らかに動揺が見えましたが、感情的になったのか「その灰皿がいっぱいになったら道に捨てるんでしょう?」「よく見るわよ!そういう人」
ここまで来ると端で聞いていた私も開いた口が塞がりませんでしたよ。

それ以上聞いている来もなかったので、私は店に入りましたが、あれでは最早「注意」や「説教」などではなく、ただの八つ当たりです。生活の中で溜まったフラストレーションを、偶々見かけた人にぶつけているに過ぎません。
これでは注意を受け入れる人も受け入れられなくなりますよ。
おばさん達は、タバコ追放のブームに乗った社会正義を味方に付けてるつもりなのでしょうが、これではイチャモンを付けているヤクザと大差がありません。

更に呆れたのは、私が買い物を済ませて出てきた時に、まだそのおばさんはその男に対して文句を付け続けていた事です(笑)
嫌煙運動家なのか知りませんが、伏流煙問題まで取り上げて責任追及を続けていました。10分以上もですよ!
その男も、これ以上何を言っても無駄なんだろうなと思ったらしく、強引にバイクを発進させて帰っていきました。
私が買い物をバイクに積み込んでいるとそのおばさん達は「これだから最近の若者は・・・」などと言いながらお店にプリプリしながら入っていきました(笑)



人間こうはなりたくないなという見本でしたね・・・・・。

問題行動をする人に注意する。これは非常に素晴らしい事です。
しかし皆さんもこのおばさん達のようにならないように注意しましょうね(笑