選挙の事で思うんだけどさ

今回の選挙は、郵政選挙だとか、行政改革選挙だとか、小泉政権打倒の為の選挙だとか色々言われていますが、マスコミや町中の声で共通してるのは


「各政党の主張が分りにくい」


何だよね・・・関心も集まり、良い感じに盛り上がってるんだけど、この意見はこれまでと変わらない。それで責められるのは説明責任を果たしていない政治家と言う事になる。でもね・・・・・本当に政治家が悪いんだろうか?

各政党や、候補者のホームページをちょっと見て回るだけでずいぶんと色々な事が勉強出来るし、何をしたいのかもよく分る。それが実現可能なのか?とか、人気取りの為だけに言っているかは自分で判断するしかないけど、何が言いたいかはよく分る。
政治系の掲示板でも議論は行われているし、ネット以外でも政治系の小冊子は、各政党の事務所で貰う事が出来る。政党の事務所は各選挙区に必ずあるし、場所は104で調べる事が出来る。


「分らない、分らない」と言っている人は、これらの調査を一つでも行った事があるのだろうか?


そんな暇がない?でも、これって自分の生活にもの凄く密接に関わってくる大切な事なんだけどね・・・・。どんなに忙しい生活をしている人でも休日はあるだろう。それに、先に私の書いた事はどれを取っても3時間も掛からない事ばかりだ。そんなに忙しい人ばかりなのだろうか?

政治の裏の裏まで詳しく理解する必要なんかこれっぽっちも無い。その候補者なり政治家が何をやってきて、これから何をやろうとしているのか、これを先ず理解すれば良いだけ。
過去の実績は経歴に書かれているし、やろうとしている事は公約やスローガンに書かれている。
普通に日本語が読めれば、簡単に理解出来る話ばかりだ。

これでも本当に政治家は説明責任を果たしていないのだろうか?


本当に悪いのは誰か?


日本は言うまでもなく民主主義の国で、政治の主役は政治家じゃなく国民だという事を忘れているか、放棄しているだけの国民じゃないのか?
勿論マスコミにも大きな責任がある。「理解出来ない、理解出来ない」と繰り返し「どうせ分ろうとしても無駄だ」と言い訳を用意しているか、洗脳しているのは間違いなくマスコミだ。
大体、政治家の言う事が分かりにくいなら、推測を混ぜてでも分りやすく解説するのはマスコミの仕事だろう。
芸能人のスキャンダルにはあれだけ憶測、推測、時には妄想も混ぜ込んで分りやすく報道するくせに、政治家の言い分だけは出来ないのは変な話だろう。
死ぬ程下らない失言問題にはあれだけ群がって、真意を追究するのに、国民の生活を大きく左右する政策問題に群がらないのはマスコミ失格としか言いようがないと思うぞ。
それでは視聴率が取れないと言うなら、取れるように面白可笑しく演出すればいいだけの話だろ?その為にこそ頭を使いなさいよ。

我々国民も、もっと「知る」為の努力をするべきだ。
「どうせ何も変わらない」「何を言っているのか分らない」こんな言い訳は「自分は権利を行使出来ない愚か者です」「私母国語も理解出来ない大馬鹿者です」と言っているような物だといいかげん気付くべきだと思うぞ。

現在の日本の政治体制を変える事は、現在の選挙システムでも十分に可能です。
本当に国民が反対する事を政府が行う事は出来ないようになっています。それを可能にしているのは「愚かな国民」だと気が付いていない政治に関心の無い人々なんですよ。政治家の中には、本当にこの国を良い国にしようと人生を掛けて取り組んでいる人も大勢居ます。
その人達に力を与える事も、足を引っ張る事も我々には出来るんですよ。それも大した苦労も、努力も必要としません。


その事だけはしっかり理解しておいて下さいね。