なんかまた

新興宗教が騒ぎを起こしてるね〜
宗教という物は人間にとって無くては成らない存在だ。「俺は別に宗教なんて、信じてないけど?」とか「俺は宗教など必要がないと思っている」と言う人も居るだろうけど、そんな人も実は何かしらの宗教観を持って生活しているんだな。

学歴社会信奉者などはその良い例だろうね。
とりあえず目的が無くても、良い学校を出れば安定した良い会社に入れて、幸せな人生が送れる。そんな保証など実は皆無なのだけど、可能性としては非常に正しい教えなので戦後日本では爆発的に信者を増やしてきた。バブルが弾けた現在そんな会社も何時倒産するか分らない、終身雇用も伝説となってしまい、その信者も減ってきているが未だに日本でも屈指の大宗教だろう。

上記の例でも分るだろうけど、宗教とは別に神様が居て、奇跡に満ちあふれている必要など何処にも無い物なんだよね。
宗教とは、日々の生活の中で、不確定要素の固まりである未来を保証してくれる存在で有れば何でも良い物なんだよ。先が全く分らないという状況は、人間の精神に非常に負担となるのは、一寸想像力を働かせれば分ると思うけど、1秒先の未来がどうなるかなど、本当は誰にも分らない訳だよね?
「こうなるはずだ」とする確信的な予測と、考えても仕方がないとする諦め、「コレをコウすればコウなる」という常識こんな物で、刻々と流れる時間の中を人間は生きている。
まあ、一瞬一瞬の時間の流れは其れで良いのだけど、ふと1年先、10年先、30年先の事を考えると、漠然とした不安に襲われる事がある。「確実に自分は幸せでいられるのだろうか?」こんな事誰にも保証など出来るはずもないのだけど、何かに保証されないと居られない時がある。
そんなときに登場するのが「宗教」だ。
世界には様々な宗教が存在しているが、そのどれにも必ず共通しているのが未来の保証。「教義に反することなく日々の生活を送れば、必ず救われる」この一文が出てこない宗教など存在しないわけだ。


じゃあ、何で人は新興宗教にはまるのか?


別に大昔から存在している古典宗教(こういう呼称で良いのか?)でも良いじゃないか?って思うやね、多くの新興宗教のパンフレットを見たり、勧誘文句を聞いてもいかにも怪しげなのが多くて、そんな胡散臭い物に入信する人の考えが理解出来ないのが普通だ。

しかし、新興宗教に入信してしまう多くの人達は、言ってしまえば普通な状態にないからこそ入信してしまうんだな。


ーーーー明日に続くーーーーーー