北朝鮮がミサイル発射!・・・・失敗?
http://www.sankei.co.jp/news/050501/kok082.htm
昨日、シルクワームだと言われていたミサイルですが、情報をさらに収集していくと、どうやら違うようです。誤報だ誤報!!(スマソ)
米軍からの情報などを総合すると垂直発射式のミサイルで、スカッド系列を改造した新型ミサイルである可能性が出てきました。
しかも本当は先月29日に発射予定だったようで、不具合が出たのか、中止していたという情報も出てきています。つまり今回再チャレンジだったようですね。
しかし・・・・・・
スカッドを改造したミサイルとするなら、70キロあたりで着水しているのが納得いかないんですよね。
北朝鮮はスカッドCと呼ばれるミサイルをロシアから導入しており、発射機である車両も30台近く購入しているようなのですが、このスカッドCの基本スペックが
- 開発年式 1970年代後半
- ミサイル長 11.25m
- ミサイル幅 0.88m
- ミサイル重量 6400kg
- 弾頭重量 600kg
- 弾頭種類 高性能炸薬
- 燃料 液体 UDMH+RFNA
- エンジン形式 1段式
- 最大射程 575km〜600km
- 命中精度 900m
と言う物です。このスカッドには他にもA,B,D型が存在し、核弾頭も搭載可能な型もあるのですが、射程はA型が180キロB.D型が300キロと比較的射程が短い型なのに対して、このC型は弾頭搭載量を減らしてでも射程を伸ばした型で、70キロというのはあまりにも短い。
改造がどの分野に行われているかにもよるのですが、弾頭重量の拡大をメインに行っているのだとするなら、射程が短くなるのも納得がいくのですが、それにしても70キロは短い。
わざと自爆させたのか、大失敗なのか?
一段式なので、稼働するかどうかの実験だったのかもしれないけど、それならエンジンだけの稼働実験で事が足りるし、実際完成体で飛んでいくかどうかの実験だった可能性もありますが、やはり失敗したという見方の方が自然かな〜・・・・。
射程600キロでは、韓国を攻撃するにしても国境ギリギリぐらいから発射してどうにか成るかな?って言う程度で、日本を攻撃しようとするには射程が足りないミサイルなので、更なる射程延長の実験だった可能性もありますが、そうなると弾頭重量はどうしても少なくなる。
どっちにしても、日本にはあまり驚異になりそうもないようだ。