テロに関する考察その3

さて、原因不明な現象が起こって(おそらくは私のミスだと思うけど 笑)何故か昨日の書き込みが消えてるので、とりあえず保存してあった考察だけを載せておいたけど・・・。拾い物に関しては保存してなかった・・・・・・・。

まあ、いいや・・・。では続きを始めましょう。


こうして、国際的に活躍するテロリストが出現して、それぞれの国の中でしか活動出来ない各国の警察のジレンマをよそに、活躍を始めた訳なんだけど・・・・・ここにさらにやっかいな要素が加わってきたんだな。
それがいろんな国の政府。
時は冷戦時代真っ直中。この時代、世界はアメリカを中心とした国々、ソ連を中心とした国々、中立国(貧乏すぎて何も出来ない国も含む)、爪弾き国の4陣営しかなかったんだけど、今考えるとシンプルだったんだな〜と改めて・・・。
まあ、これらの国の中で、アメリカとソ連が正面切って戦えないのを間接的に第三国を使って争うという「冷戦」をやっていたのは説明するまでもない事実。

しかしこの冷戦の影響は、テロ組織にも大きな影響を与えた。しかも取り締まるのではなくて、協力するという形で・・・・・。

本来敵対するはずの政府組織とテロリスト「水と油」な関係にあった両者が「敵の敵は味方?」と言う事で援助する様になってしまった。
アフガニスタンソ連に敵対していたタリバンアメリカ製の携帯対空ミサイル「スティンガー」があるのはそう言う流れで、世界中のテロ組織の背後の大国のスポンサーが付く様になってしまった。
それ以外に世界の爪弾き者になっていた国々も、大国に対抗する手段としてテロリストを自国に匿う様になったり、独自に援助する様になっていった。
これが最近聞く様になった「テロ支援国」などと呼ばれる国々なんだけど・・・・・・・・最大の支援国は、そのテロ支援国を声高に避難しているアメリカや旧ソ連だったりするんだから呆れる話さね。冷戦時代に散々利用するだけ利用(武器援助の代償に、新兵器の実験や、要人暗殺、要人誘拐、破壊工作等、裏のお仕事)しておいて、冷戦が終わって利用価値が無くなった途端に凶悪武装集団、世界共通の敵として弾圧し始めた訳だ。


大国のエゴの中で翻弄される、可哀想なテロリスト達、ああなんて可哀想なんでしょうヨヨヨヨ・・・・・。


所が差に有らず・・・・そもそも政府の不正や、不当な政治弾圧に対して拳を挙げた彼等だったはずなのに、別の政府と言っても権力の飼い犬になる道を選んだのは彼等自信。しかもそれでかなり潤ってしまっていたのも事実で、元々のテロリストとしてやるはずだった、自国政府の解放なり転覆、民族の独立と言ったお題目を放り出してでも大国のお仕事に奔走していた様で、冷戦の終わり頃には世界で大きなテロは起こらなくなっていたんだから大笑いだ。
もちろん、そんな事はテロリストとして堕落しているとして、独自路線で頑張っていた所もあったんだけどね・・・・。
まあ、つまり大国とテロリストは仲良し子良しの「蜜月」の関係にあった訳で、それが冷戦崩壊後に大国が一方的に態度を豹変させた為に険悪さが増しているという側面があるのも事実なんだな・・・・呆れる話だが・・・・。

それに冷戦時代だからこそ、生き残る事が逆に出来た(テロリストと同じような方法で)爪弾き国も、テロリスト達の存在が邪魔になり、次々に自国からテロリストを追い出しに掛っていて、正に彼等は行き場を無くし、追い詰められて居る状態にある。
だからこそ、その活動が活発化しちゃってるんよね・・・・・・困った事に。


ー続くー