幽霊

昨日、先生と話をしていて話題になったのが、人間はどういう過程を経て「幽霊」になるか?って事。
まあ、元々実証不可能な話だからそんな事考えても無駄なんだけど、ちょっとこれを考えてみると面白い。どういう事かと言うと、きっかけは「水死体の幽霊は見たくないな〜」と言う話からだったわけ。
ただでさへ怖い幽霊なのに、腐乱した水死体の幽霊なんて気持ち悪さの極致じゃん!って話だったんだけど、おかしいやん!幽霊って死んだ瞬間になる物じゃないのか?って疑問が出てきた訳なんですよ。
死んだ瞬間魂が体を離れて幽霊になるのだとするなら、腐乱死体の幽霊っておかしい事になるでしょ?
腐乱するのはもちろん死んだ後。それもそう簡単に腐れると言う物でもない。詳しくは知らないけど、夏場でも腐乱するには最低でも3〜4日は掛ると思うんだけど、その間魂は何をしてるんだ?と言う事になる。
そこで出てくるのが、もう一つの仮説
幽霊のビジュアルはその死体の状況が反映するというもの。これなら納得がいく。実際、日本の幽霊のスタンダードというと三角の額当てに白い着物。つまり「死に装束」と呼ばれる物なのも納得出来る話だ。
死んだ瞬間に死に装束してる人など居ないわけで、着替えさせられた死体の影響で幽霊も死に装束となるわけだ。「なるほど!そう言う事なんですね」となりかけた。
ところが!ここでまたもう一つ大きな問題が浮上する。
死体は特殊な処置を施すか、特殊な条件が揃わない限り腐乱して、肉はそげ落ち、白骨化していく。
と言う事はいずれ幽霊は全員白骨化していくと言う事になってしまう。
海外はそれでも「スケルトン」など白骨化した幽霊の話もあるけど、日本ではあまり聞かれないんだよね。だいたいが人間の姿を保っている。じゃあ、肉体が原形を保ってる期間限定的な物なのか??幽霊ってそう言う物なのか???って事になっちゃうんだよね。
とても「末代まで呪ってやる」なんて事を言ってる暇もない!!一刻も早く恨めしい人の所に行かないと死体が骨になってしまう(笑
「別に骨になってもいいやん!」とかって言う人もいるかもしれないけど、それが大問題!
地中から発見される人骨などの映像を見た事がある人なら知ってるかもしれませんが、人間の骨は生前の健康状態にもよるんですが、死語脆くなって砕けてしまう事がよくあるんですよね。そうすると、所々抜け落ちた間抜けなスケルトンになってしまうんですよ。まあ、小指の先ぐらいが無くなる程度なら良いのですけど、肝心な骨が無くなると不便そうでしょ?
それに山野等で死んだ人は、野犬等の獣、海なら魚等が死体をドンドン分解して行く可能性があるのですが、こうした時に幽霊って・・・・・。
バラバラになったどの部分画面の幽霊になるのかて話ですよ(笑

まあ、こういう事を考えてると戦国時代の落ち武者って根本的に無理やん!って事になってくるでしょ??こんな事を考えていると幽霊が、死語どの時点から成るものなのかって、凄く重要だと思いません??
自分の好きに着替えられるというのは、ちょっと安易すぎて面白くないしね〜・・・。幽霊相手の貸衣装屋って言うのは面白いかもしれないけど(笑
人間の形をしっかりと保てるのは死語数日から数週間以内で、その後はドンドン腐って、骨になって、その後は白いモヤって言われる幽霊になっていくんだろうか・・・。
これはもう少し詳しく検証してみる必要がありますね。皆さんもそう思いません??





思わないか??(笑