北朝鮮が日本を変える黒船になる。

今月中にも核実験を行う予定だそうで・・・・

困った物です。こうなってくると全力で阻止する必要が出てくる。
中国など、日本に核を向けてる国は他にもあるのだけど、独裁者が核兵器を持つのはやはり危険だとしか言いようがない。

通常、一国の政府という物は実に様々な人間の利害関係が複雑に絡み合い、そこから派生する様々な思惑が動きを鈍い物にもするし、対応パターンという物を生み出すので、動きが読みやすい。
しかし独裁国家という物は、そのパターンがいきなり変わる可能性がありいざと言う時に確証を持った予測が困難な物だ。
核兵器を使うか否か?事態が切迫してきた時、このギリギリの予想が付かないという国相手の外交は、何時爆発するか分からない爆弾を相手にするような物で実際問題生きた心地がしない。

さすがにアメリカ議会でもかなり真剣に対応をしていくようだが・・・・・・・。

しかし、イラク問題がまだ解決しきれていない上に国内世論作りにも時間が掛かる、それにアメリカとしては、先ずイラン問題を先に片づけたい所でもあるので、イランが核開発放棄を宣言してくれないと、少なくても後半年、長ければ2年は身動きが取れないだろうと思う。
ブッシュジュニアは、イラクの状態を維持しつつも、第3国での軍事活動が出来ると発表したが、その直後に軍のトップから、動ける事は動けるし、勝利もするだろうが、それには大きな犠牲を伴うという、正直ダメポ発言をしてしまっている始末だ・・・・。

こうした状況下で日本の取れる行動は?

●早急なる景気回復
憲法9条の早急なる見直し及び改変
自衛隊国防軍

何故、日本が軍備を増強する必要があるのか?余計に刺激するだけじゃあないのか?と思う人も多いだろう。それには複数の理由があるが、一番最大の理由は周辺諸国をもっと真剣に動かす為に先ず日本が大きく動く必要があるのだ。

日本が、北朝鮮を核配備化に伴い、自国の集団自衛権を守る為に自衛隊を国軍化すると発表する訳だが、当然のごとく中国の強烈な反発をしてくるだろう。さらに、北朝鮮との結びつきを深める可能性が出てくる・・・しかし、これは逆に言うと大きな外交カードになる可能性を秘めているのだ。日本が国軍化を中止する事を引き替えに、中国を動かせる可能性が出てくるからだ。

先の反日デモを見ても分かるように、中国は日本がこれ以上力を付ける事に非常に敏感に反応する。と言うよりせざるを得ない状況下にある。
長年国民を一つに纏める為に、反日教育を続けてきた結果、中国は近年まれに見る安定と成長を手に入れている。これを維持する為にも、中国は日本との関係を友好な物にしつつ目を光らせ、杭が出てきたら打つという政策を継続するしかない状況下にある。

そうした中、日本が再軍備化を本格的に促進する事は、見過ごす事など出来るはずもない。

必ず日本に対して強力な対抗策を打ち出してくるだろうし、その対抗策の中でも北朝鮮との結びつきを深める事は確実視される。
それに対して、ある程度の所で日本が折れてやれば中国政府は「日本に完全勝利した」と国民に対してアピール出来て、面目を保てるわけだ。しかし、その結果中国は日本が交渉の席で出した、北朝鮮の核廃棄に「積極的」に協力していくしかなくなるわけだ。
もちろん、日本が国軍化を辞めたとたんに、協力の約束を忘れる可能性もある。中国に不信感を持つ多くの人もそう思うだろう。これも当然の意見だと思う。

でもまあ、それならそれで日本は国軍化を進めればいいのだ。もうドシドシと!(笑

しかし私はそうなる可能性は意外に低いと考える。正直な所、中国自身も自国が持つのは良いが、周辺国が核を配備するのは嬉しいと思っているわけがない。本音を言えば、中国自身北朝鮮に圧力を掛けたいぐらいなはずだ。
しかし、ライバル国アメリカが北朝鮮に圧力を掛け、韓国、日本はアメリカ寄り、ロシアはまるで当てに出来ないとなると、極東アジアの覇権を守るには北朝鮮という存在が「盾」として非常に都合がよい存在とも言える。実際六カ国協議では、会議のイニシアチブを取ろうと必死になっている姿を見ればこの考えが間違っていない事が分かるだろう。
それに軍内部にも朝鮮戦争当時の事から同士と見る幹部も多いし無視出来ない状況にある。そうした理由で仕方なく北朝鮮の擁護に回っているという状態にあるわけだから、日本がその切っ掛けを与えてやれば、北朝鮮に圧力を掛ける可能性は高いと考えるのは、そう突飛な考えじゃあないはずだ。

日本は国軍化を進める上で、無料で事が進む事はないにしても本気で国軍化する気がないなら、テレテレやっている分にはかなり低予算で事が進められる。これで北朝鮮核兵器を廃棄させる事が出来るなら、安い物だろう。
しかも、その結果残るのは国軍化に失敗した自衛隊だけで、日本は現状何も変化しないわけだから、丸儲けだと言えるぐらいだ。

もちろん、事がそんなに上手く行かない可能性もある。しかし、そうなったらそうなったで、北朝鮮核兵器を実戦配備するのに対して、国防の観点から万が一の時には先制する覚悟で北朝鮮のミサイル発射を阻止する必要が出てくる訳で、国軍化する事は必須とも言える。

つまり、日本が損する事はないわけだ。
損をするとすれば、国軍化すれば中国との関係は悪化するので、当分商売相手にならない事ぐらいだ。しかし事態が安定化すれば、再度国交状態もそれなりに安定するだろうから、それ程大きなデメリットという物でもない。


むしろ何もせず、事態を見守るうちにズルズルと事態が悪化してしまう事の方が大きな問題だ。
日本は黒船の様な外交圧力が無いと変われない国だとする意見もあるが、北朝鮮の核は、正しく現状を変える黒船だと言えるだろう。


日本は変わるべき時に来ている!これだけは間違いない。

日本も核兵器を配備するべきだとの意見もあるが、私はその考えは全く持ってナンセンスだと思っている。別に核兵器は悪魔の兵器だとか言う人道的な見知からじゃなく、持っても意味がないからそんな無駄金を払う必要がないと判断しているだけだ。
その根拠はいずれ、サイトのレポートで発表するので、そちらを読んで頂きたい。